カッピングにはどんな効果がある?肩こりやダイエットにも効く?
2018年08月30日

「カッピングって本当に効果があるの?」「肩こりにいい?」「痩せるって本当?」「あの丸い跡はいつ消える?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
カッピングは「吸い玉」「吸角」とも呼ばれ、専用のカップを皮膚に吸着させて陰圧による刺激を加える方法です。
研究では、肩こりや首・腰などの筋肉や関節の痛みを一時的に軽減する可能性が報告されていますが、すべての症状に有効であることが確認されているわけではありません。
この記事では、カッピングとはどのような施術なのか、期待できる効果、肩こりとの関係、ダイエット効果の有無、デメリット、跡の色や消えるまでの期間、施術時間や頻度まで分かりやすく解説します。
カッピングとは?吸い玉を使う施術
カッピングとは、ガラスやプラスチックなどの専用カップを皮膚に当て、カップ内を陰圧にして皮膚やその下の組織を吸引する方法です。
「吸い玉」「吸角」などとも呼ばれ、中国をはじめ世界各地の伝統的な療法として古くから利用されてきました。
当院ではポンプを使ってカップ内の空気を抜き、皮膚を吸着させるドライカッピングを行っています。
皮膚を切ったり出血させたりする方法ではありません。
カッピングはどんな仕組み?
カップによる陰圧で皮膚や皮下組織が持ち上げられ、施術部分に一時的な刺激が加わります。
施術後には局所的に血流が増加することがありますが、「悪い血液を吸い出す」「老廃物を排出する」といった表現には十分な医学的根拠がありません。
カッピングの作用については現在も研究が続けられています。
カッピングにはどんな効果がある?
カッピングについて最も研究されているのは、首・肩・腰などの筋骨格系の痛みです。
複数の研究では、カッピングを受けた人で痛みが軽減したという結果が報告されています。
ただし研究の質にはばらつきがあり、カッピング単独の効果を明確に判断するには十分ではありません。
肩こりや首の痛み
首や肩まわりの筋肉に強い張りや疲労を感じている場合、カッピング後に「軽くなった」「動かしやすくなった」と感じる方もいます。
慢性的な首の痛みに対する研究では、痛みや身体機能の改善が報告されていますが、すべての人に同じ効果が出るわけではありません。
腰や背中の筋肉の張り
腰や背中など、広い範囲の筋肉が張っている場合にもカッピングを利用することがあります。
手を使ったマッサージとは異なり、皮膚や組織を押すのではなく吸い上げる方向へ刺激を加えるのがカッピングの特徴です。
スポーツ後の疲労感
スポーツ選手が試合や練習後のコンディショニングの一環としてカッピングを利用している例もあります。
ただし、カッピングによって運動能力そのものが向上する、疲労物質を取り除ける、といった効果が確立されているわけではありません。
カッピングは肩こりに効果がある?
肩こりは、長時間のデスクワーク、同じ姿勢の継続、運動不足、ストレスなど、さまざまな要因が関係します。
カッピングは肩や背中の筋肉に陰圧の刺激を加えるため、施術後に張りや痛みが一時的に軽減する場合があります。
一方で、肩こりの原因が姿勢や頸椎、神経の問題などにある場合は、カッピングだけでは十分ではありません。
症状が長期間続く場合や、腕のしびれ・筋力低下などがある場合は、医療機関での確認が必要です。
カッピングで痩せる?ダイエット効果は?
「カッピングで痩せる」「脂肪が燃焼する」といった情報を見かけることがあります。
しかし、カッピングを受けるだけで体脂肪が減る、体重が落ちるという十分な根拠はありません。
一時的に身体が軽く感じたり、むくみ感が変化したように感じたりすることはありますが、それを脂肪燃焼やダイエット効果と同じものとして考えることはできません。
体重や体脂肪を減らすためには、食事・運動・睡眠などの生活習慣が基本になります。
カッピングのメリットと特徴
カッピングには次のような特徴があります。
- 押す刺激ではなく吸着による刺激を加える
- 肩・背中・腰など広い場所に施術しやすい
- 鍼を使用しないため、鍼が苦手な方でも受けやすい
- 施術時間が比較的短い
刺激の感じ方には個人差があります。
初めて受ける方には、吸引の強さを確認しながら行います。
カッピングのデメリットと副作用
カッピングの代表的なデメリットは、施術後に丸い跡が残ることです。
そのほか、吸引が強すぎる場合には痛み、皮膚の刺激、水ぶくれなどが起こることがあります。
カッピングの跡は何日で消える?
施術後の跡は数日から1週間程度で薄くなることが多いですが、吸引の強さや皮膚の状態によっては、それ以上残る場合があります。
結婚式、旅行、温泉、海水浴、写真撮影など肌を露出する予定がある場合は、施術時期に注意してください。
跡の色で健康状態はわかる?
カッピング後の跡は、ピンク色から赤紫色、濃い紫色などさまざまです。
色の違いには、吸引の強さ、施術時間、皮膚や毛細血管の状態などが影響します。
「色が濃いほど体調が悪い」「悪い血が溜まっている」と判断できる医学的根拠はありません。
濃い色が出ても、それだけで病気や健康状態を診断することはできません。
皮膚トラブルが起こることもあります
皮膚が弱い方では、赤み、痛み、かゆみ、水ぶくれなどが起こることがあります。
施術中に強い痛みや違和感を感じた場合は我慢せず、すぐに担当者へお伝えください。
カッピングが受けられない場合
身体や皮膚の状態によっては、カッピングを控えた方がよい場合があります。
- 発熱している
- 飲酒直後
- 極度に体調が悪い
- 施術する場所に傷や感染症がある
- 強い皮膚炎や湿疹がある
- 出血しやすい状態にある
持病がある方、血液を固まりにくくする薬を使用している方などは、事前に医師や施術者へご相談ください。
妊娠中のカッピングについて
妊娠中は身体の状態が大きく変化するため、通常時と同じように施術できるとは限りません。
妊娠中にカッピングを希望される場合は、妊娠週数や体調を確認し、施術する場所や刺激量を慎重に判断する必要があります。
心配な場合は、事前に産婦人科の医師へ相談してください。
カッピングの施術時間や頻度は?
カッピングの施術時間は、施術する部位や身体の状態によって異なります。
当院では、おおむね1回10~15分程度を目安として行っています。
頻度についても「必ず週1回」「8回受ければ改善する」と一律に決まっているものではありません。
症状や身体の反応を確認しながら、必要に応じて施術間隔をご案内します。
カッピングとマッサージ・鍼との違い
カッピングは皮膚を吸着する方向へ刺激するのに対し、マッサージや手技療法は身体を押したり動かしたりして刺激を加えます。
また、鍼治療では細い鍼を使って筋肉やツボなどに刺激を加えます。
どの方法が合うかは症状や身体の状態、刺激の好みによって異なります。
当院では、必要に応じてカッピングと鍼灸施術を組み合わせる場合もあります。
カッピングについてよくある質問
Q. カッピングは本当に効果がありますか?
首・肩・腰などの筋骨格系の痛みを一時的に軽減する可能性は報告されています。ただし研究の質にはばらつきがあり、すべての症状に効果があるとは言えません。
Q. カッピングは痛いですか?
吸われるような引っ張り感を感じますが、強い痛みが出ない範囲で調整します。痛みを感じる場合は吸引を弱めることができます。
Q. カッピングの跡はいつ消えますか?
多くの場合は数日から1週間程度で薄くなりますが、皮膚の状態や吸引の強さによって長く残る場合もあります。
Q. 跡が濃いほど身体が悪いのですか?
いいえ。跡の色だけで健康状態を判断することはできません。
Q. カッピングで痩せますか?
カッピングだけで体脂肪が減る、体重が落ちるという十分な根拠はありません。
Q. 毎日カッピングしてもいいですか?
同じ場所へ繰り返し強い刺激を加えると皮膚への負担が大きくなる可能性があります。跡や皮膚の状態を確認しながら、適切な間隔を空けて行うことが大切です。
かとう鍼灸整骨院のカッピング施術
かとう鍼灸整骨院では、肩こりや腰・背中の張りなど身体の状態を確認したうえで、必要に応じてカッピングをご案内しています。
カッピングだけでなく、鍼灸や手技療法などを組み合わせて施術することも可能です。
まとめ|カッピングの効果を正しく理解しましょう
カッピングは、専用のカップで皮膚を吸引して刺激を加える方法です。
肩・首・腰などの筋肉や関節の痛みに対して、一時的な痛みの軽減が期待できる可能性がありますが、すべての症状に対する効果が確立されているわけではありません。
また、「老廃物を排出する」「免疫力を上げる」「跡の色で体調がわかる」「カッピングだけで痩せる」といった情報には十分な医学的根拠がありません。
メリットだけでなく、跡が残ることや皮膚への刺激といったデメリットも理解したうえで利用することが大切です。
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肩こり施術このブログを書いたスタッフ
院長 [はり師・きゅう師]
冨田 達也(とみた たつや)
学生時代はサッカー・フットサルをし、社会人でフルマラソンをしました。 現在は兼業主夫として毎日いろんな学びを楽しく得ています。 それらの経験を施術に活かして、受けて頂ける皆様に還元をしていきます。


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