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首にはたくさんの神経があるためコンディションが大切  ~ちょっとマジメに解剖学~

2019年04月23日

首にはたくさんの神経があるためコンディションが大切

こんにちは、かとう鍼灸整骨院上沢院の池嶋です。

先日、「首のゆがみ」に関して、その重要性についてお話ししました。

ただ、どうしても「自分の首は今すごくゆがんでいる」という実感がわきにくく、仮に自覚できた人でさえ「ちょっと姿勢が悪いだけ」という程度の認識になりがちです。全体からみれば、首というのはごく小さな部分ですが、この小さな部分の中に重要なパーツ(神経)がたくさん詰め込まれています。

今回は「解説」というよりは、そういった神経の「紹介」といった感じになります。専門的な言葉をたくさん挙げていくので退屈と感じるかもしれません()

ですが「首にはこんなにたくさん神経があるんだ」という事を知って、自分の首を大切にするきっかけにして頂けると嬉しく思います。

人間が体をコントロールする仕組み「神経」

人間の体は約40兆から60兆もの細胞の集まりでできていると言われています。この膨大な数の細胞たちが筋肉や骨、内臓をつくっているのですが、それらが全て正しく機能してくれるように指令を出すはたらきをしているのが「神経」です。

そして、その神経の最も大きな塊であり、体をコントロールするための指令センターとも言える部分が「脳」です。人間の体をロボットや家電製品に例えると、神経は電気回路で、脳はICチップのようなものです。

脳を出発して腰に向かってまっすぐに伸びている部分が脊髄(せきずい)で、背骨のトンネルの中に納まっています。脊髄からはまるでムカデの脚のようにたくさんの神経が枝分かれしています。この枝には頭に近い方から順番にC1、C2、C3、・・・・C8、その下にはT1~T12といった具合に名前がついています。

今回は首に関してのお話なので、C1からT1までの枝について見ていきます。

これらの枝は全て「前枝(ぜんし)」と「後枝(こうし)」に分かれ、特に前枝は単独ではなく、複数の前肢が絡みあって神経叢(しんけいそう)という複雑な神経回路をつくります。このうちC1~C4によってつくられる神経叢を「頚神経叢(けいしんけいそう)」、C5~T1の前枝でつくられるものを「腕神経叢(わんしんけいそう)」と呼びます。

首の近くにある神経(頚神経叢から出る神経)

ここからは首の近くの神経(頚神経叢から出る神経)について紹介していきます。

・小後頭神経(しょうこうとうしんけい):耳の後ろや後頭部の皮膚の感覚を感じる。

・大耳介神経(だいじかいしんけい):耳介とは「耳たぶ」のことで、側頭部や耳のまわりの皮膚感覚を感じる。

・頚横神経(けいおうしんけい):首の前側、のどのあたりの皮膚感覚を感じる。

・鎖骨上神経(さこつじょうしんけい):首の下部、前方は鎖骨のあたり、後方は背中で肩・甲骨上部あたりの皮膚感覚を感じる。

・横隔神経(おうかくしんけい):呼吸にかかわる重要な筋肉である横隔膜(おうかくまく)を動かす。

・頚神経(けいしんけい)ワナ:C1~C4の枝が関与する複雑な神経回路。ここから伸びた神経が舌骨下筋群(ぜっこつかきんぐん)という筋肉を動かす。舌骨というのは喉仏のすぐ上にある小さな骨で、この骨を筋肉で動かすことにより食べた物を飲み込むことができる。

 

肩や腕の近くにある神経(腕神経叢から出る神経)

続いて、肩や腕の近くにある神経(腕神経叢から出る神経)を紹介します。

・肩甲背神経(けんこうはいしんけい):肩甲骨を動かす筋肉をコントロールする。

・長胸神経(ちょうきょうしんけい):腕を前に遠くに伸ばすときに必要な前鋸筋(ぜんきょきん)を動かす。

・肩甲上神経(けんこうじょうしんけい):肩の動きに重要な棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)という筋肉をコントロールする。

・筋皮神経(きんぴしんけい):上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)という、いわゆる「力こぶ」をつくる筋肉をコントロール。

・正中神経(せいちゅうしんけい):手の筋肉に関係し、特に親指、人指し指、中指の動きと皮膚感覚に関係する。

・尺骨神経(しゃっこつしんけい):手の筋肉に関係し、特に薬指と小指の動きと皮膚感覚に関係する。

※何かの角で肘をぶつけたときに腕がビリビリっとなった経験は一度はあると思います。それが尺骨神経です。

・胸背神経(きょうはいしんけい):広背筋(こうはいきん)という、いわゆる「背筋」をコントロールする神経。体を後ろに反らす動きに関係し、寝返りをうったりするのにも重要。

・腋窩神経(えきかしんけい):肩を動かすのに重要な筋肉である三角筋(さんかくきん)と小円筋(しょうえんきん)をコントロール。また、肩の先端周囲の皮膚感覚を感じる。

・前胸神経(ぜんきょうしんけい):大胸筋(だいきょうきん)を動かし、腕の動きに関与。

・橈骨神経(とうこつしんけい):肘を伸ばす筋肉である上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)や手首を反らす動作に重要な一連の筋肉を支配する。

 

まとめ

いかがでしたか?人間の体というのはこんなにも細かく役割分担され、精密にコントロールされているのです。だからこそ、首のゆがみによって神経のはたらきが悪くなるとだるさやしびれ感が出たり、体の動きが悪くなったりするのです。

毎日頑張って重い頭を支えている自分の「首」をしっかりと褒めてあげてください。そしてもし不安がある場合はぜひ当院にお越しください。しっかりと首のケアをさせて頂きます。

このブログを書いたスタッフ

[はり師・きゅう師]

池嶋 洋介(いけじま ようすけ)

趣味は旅行、音楽ライブなどの楽器の生演奏を聴く事。 水泳・器械体操や格闘技の経験があります。 西洋医学と東洋医学、それぞれの良い所を使って日々施術させて頂いております。

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