顎が痛い・開かない?歯科で改善しない方に整骨院での根本ケア
2025年06月25日
「顎がカクカク鳴る」「口が開けづらい」「アゴに痛みがある」──
そんな症状にお悩みではありませんか?顎関節のトラブルは日常生活のさまざまな動作に影響するため、ストレスや不安を感じやすいものです。
本記事では、歯科での治療だけでは改善しにくい顎の症状に対し、整骨院だからこそ提供できるアプローチを、専門的な視点からわかりやすくお伝えします。
「整骨院で顎?」と意外に思われるかもしれませんが、だからこそ得られる変化と、保険では対応しきれない“本質的な改善”について、ぜひ知っていただければと思います。
顎関節は“全身とつながっている関節”です
顎関節というのは、耳のすぐ前にある関節で、
- 食事の咀嚼
- 会話・発音
- 飲み込み(嚥下)
といった日常動作を支えています。
しかし、単に口の動きだけに関わるわけではなく、
- 頭の位置や姿勢
- 首や肩の筋肉のバランス
- 自律神経の安定
など、全身と密接につながっている関節です。
そのため、顎の痛みや違和感は、体の使い方や姿勢のクセが原因になっていることも多く、整骨院の専門性が活きる分野なのです。
顎関節症はまず歯科で診断。その後のケアをどうするかが重要です
顎関節症は、基本的に歯科医院で診断されるものです。マウスピースの作製やかみ合わせの調整、薬の処方などが代表的な治療方法になります。
ただ当院にお越しになる患者さまからよく聞かれるのが、
- 「マウスピースをつけても改善しない」
- 「痛み止めでごまかしている」
- 「歯には異常がないと言われたけど、つらさは変わらない」
といったお悩みです。
これは、顎関節症の多くが“関節と筋肉の使い方の問題”に起因しているからです。歯そのものには異常がなくても、身体のバランスが崩れていたり、筋肉が過緊張を起こしていることで症状が出ているケースが非常に多いのです。
保険では対応できないからこそ、自費で“本質的なケア”を
当院の顎関節に対する施術は【自費診療】となり、一見ハードルが高く思われるかもしれません。しかしこれは患者さま一人ひとりに本当に必要な施術を提供し、再発を予防することで、不調のない毎日を気持ちよく過ごしていただくための選択肢だとお考えください。
保険診療は“対処”が中心
保険の適用範囲では、痛み止めや短時間の施術など、限られた内容になりがちです。根本的な原因の深掘りや、関節の動きや姿勢まで見るような施術は対象外となっています。
自費だからこそ“原因に向き合える”
当院では、顎関節に負担をかけている以下のような原因を見極め、丁寧に改善していきます。
- 姿勢や歩行のチェック
- 首や背骨の可動性評価
- 筋膜のバランス調整
「保険適用外=高い・不安」ではなく、「きちんと時間をかけて、納得できる施術が受けられる」と前向きに捉えていただければと思います。
当院の顎関節ケアの施術の流れ
① 初回カウンセリング・評価
まずは丁寧にお話をうかがい、顎の動きや痛みの部位、姿勢や生活習慣まで含めて評価します。
② 施術プランのご提案
評価をもとに、最適な施術内容や通院頻度をご提案します。しっかりご納得いただいたうえでスタートします。
③ 施術開始
- 顎周辺の筋膜リリース
- 頸椎・背骨の可動域改善
- 自律神経の安定化を図る手技
など、状態に合わせた施術を行います。
④ セルフケア・生活アドバイス
自宅でできる簡単なエクササイズや、姿勢の意識の持ち方などもアドバイス。施術と並行して取り組んでいただきます。
⑤ 定期チェックと施術調整
痛みや違和感が悪化したり、すぐに再発しないよう状態に応じて施術内容を調整しながら、無理なく改善を目指します。
歯科と整骨院の役割分担:どちらも大切な存在です
歯科は、かみ合わせや歯列など“咬合”のプロフェッショナル。
整骨院は、筋肉・関節・神経の“運動器”のプロフェッショナル。
つまり、「歯に問題がないのに、アゴに不調がある」という場合は、整骨院の出番なのです。
- 歯科では異常なしと言われた
- 姿勢や筋肉の硬さが気になる
- 顎の症状だけでなく、首や肩もつらい
といった方には、整骨院での施術をぜひご検討いただきたいと思います。
整骨院での顎関節ケアはどんな人におすすめ?
- 顎が開けにくい・痛む
- マウスピースや薬で変化がなかった
- 顎の症状とともに、首肩のこりや姿勢の歪みも気になる
- 歯科では治療対象外と言われたが不安がある
- 体に合ったセルフケアも知りたい
このような方は、ご相談だけでも構いませんので、ぜひ一度当院にお越しください。
よくあるご質問(Q&A)
Q:歯科で診断を受けていないとダメですか?
→基本的にはまず歯科での診断をおすすめしますが、まずはご相談ください。
Q:施術は痛いですか?
→やさしい刺激で行います。患者さまの状態に合わせて無理のない範囲で進めます。
Q:どのくらい通えばいいですか?
→症状の程度や原因により異なりますが、週1回ペースで1〜3ヶ月が目安です。
最後に:顎の不調は“改善できるもの”です
顎関節のトラブルとは長くつきあわなければいけないと思っていませんか?
実は正しく評価し、必要な部分にアプローチすることで、改善する可能性は十分にあります。当院では顎だけでなく、身体全体のバランスを見ながら、その方にとって最も効果的な施術をご提案しています。
「顎関節の痛みや不調を本気で良くしたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
このブログを書いたスタッフ

[はり師・きゅう師]
池嶋 洋介(いけじま ようすけ)
趣味は旅行、音楽ライブなどの楽器の生演奏を聴く事。 水泳・器械体操や格闘技の経験があります。 西洋医学と東洋医学、それぞれの良い所を使って日々施術させて頂いております。