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鍼治療の背景と考え方 ~東洋医学~

2018年12月25日

鍼治療の背景と考え方 ~東洋医学~

こんにちは、上沢院のスタッフ池嶋です!今回は鍼(はり)治療に関連して、「そもそも鍼治療の背景にはどのような考え方があるのか」ということについてお話ししたいと思います。

 

以前、日常生活で起こりうるケガ、筋肉や関節の痛みに対する鍼治療のお話をさせて頂きました。しかし、実は鍼治療というのは頭痛やめまい、倦怠感といった自律神経症状、便秘、下痢、胃のもたれといった内臓の症状にも効果があります。

ただ、やはり体に針を刺されて内臓の不調が治ると言われても、いまいちピンとこないと思われる方も多いと思います。そのせいで現在でも鍼治療というのは「あまり根拠のない、なにやら怪しい治療、怖い治療」として敬遠されることがあるのも事実です。

そこで今回は、そのような誤解を解消するための手助けとして、鍼治療やお灸治療の背景にある「東洋医学」の考え方とその歴史についてすこしお話しします。ぜひ、鍼治療と人間の体のすごさを知っていただけると幸いです。

 

経絡(けいらく)、経穴(けいけつ)の発見

古代中国では「肝臓が悪くなると足の親指や脛(すね)に痛みが出る」、「腎臓(じんぞう)や膀胱(ぼうこう)の調子が悪いときは膝の裏やふくらはぎに痛みが出る」といった経験から、内臓と体の表面には何らかのつながりがあると考えました。そして逆に、脛やふくらはぎを治療すると肝臓や腎臓など内臓の調子が良くなることを発見しました。

こういった試行錯誤を他の内臓(胃や腸など)についても行い、たくさんの「ツボ」を発見します。そして、「肝臓によく効くツボ」や「胃によく効くツボ」のように内臓ごとのツボの場所をよく観察すると、それぞれ特定の線上に並んでいることに気付いたのです。現在の東洋医学では肝臓、心臓、膵臓(すいぞう)、肺、腎臓、自律神経、胆嚢(たんのう)、小腸、胃、大腸、膀胱(ぼうこう)、リンパの12種類に対応する線(経路のようなもの)が体の表面に張り巡らされていると考えます。

この線のことを「経絡(けいらく)」と呼び、経絡の上には「経穴(けいけつ)」と呼ばれる点が並んでいます。これらの経穴が鍼やお灸の治療をする場所になっています。いわゆる「ツボ」です。その方の体調や症状によって経絡と経穴を使い分け、様々な内臓の不調を改善できるのです。

 

脈診(みゃくしん)

ところで、現在ではレントゲン写真やCTスキャン、胃カメラなど様々な検査方法がありますが、そのような技術が一切なかった古代中国において「どの内臓が不調になっているのか」をどうやって判断していたのでしょうか。

東洋医学でも、西洋医学と同じように背中やおなかの筋肉を触って診察する方法がありますが、東洋医学にしかない特徴的な診察があります。それが「脈診(みゃくしん)」です。患者様の手首を触らせて頂き、脈の調子を診ることでどの内臓が疲れているか、あるいは弱っているかを判断します。

先に述べた12の内臓にそれぞれ対応した場所が手首にあり、それらの脈を調べます。つまり12か所の脈を診て、「この部分の脈が弱っていると胃が悪い」とか、「この部分の脈が弱いときは肝臓が悪い」などと判断するのです。

 

ここで言う「肝臓が悪い」というの、は何も「肝硬変になっている」とか「肝炎になっている」といったような意味ではありません。肝臓はアルコールや脂肪分を分解する働きがありますので、お酒をたくさん飲んだり油っこいものをたくさん食べたりしたときには疲れがでるのが当然です。

このような「疲れてはいるけれど病気とまでは言えない」状態でも東洋医学では「病」と判断し、治療の対象になります。これが西洋医学との最も大きな違いです。

ほかにも「肩こり」や「全身倦怠感」や「こむら返り」など、西洋医学では「病気」や「ケガ」とは判断されず、何も対処してもらえないような症状でも東洋医学では「病気」と判断されるケースがたくさんあります。あなたも体調が悪くて病院に行ったのに「どこも悪くありません」と言われて「そんなはずないのに」と感じた経験があるのではないでしょうか。

 

未病治(みびょうち)

上記のように、東洋医学では「病気やケガの状態になる前に、その前兆を治療してしまおう」という考え方があります。これを「未病治(みびょうち)」といいます。東洋医学の優れている点は、まさにこの未病治だと言っても過言ではありません。

現代では糖尿病や高血圧、動脈硬化症など様々な生活習慣病があります。これらの多くは、東洋医学的に診れば前兆を察知することができ、治療が可能です。このような素晴らしい医学が日本にも伝わっているのです。

 

大陸から日本へ

東洋医学は主に中国で発達して朝鮮半島や日本に伝わって来ましたが、その根本は古代インドから中国に伝わったと考えられています。古代インドでは人間の体にある「ツボ」のことを「マルマ」と呼んでおり、このマルマを指で押すことで体の不調を治すという健康法が記録に残っています。

これが中国に伝わり、経穴となりました。そして治療方法も単に指で押すだけでなく、鍼で刺激したりお灸で温めたりする方法が考え出されました。これが日本に伝わり、現在も進化し続けているのです。

 

最後に

いかがでしたか?現在では直径が0.16ミリメートルという超極細の鍼で治療できるまでになりました。髪の毛に近い細さですので、一切の苦痛がないまま治療が終わります。

この安全で素晴らしい治療をぜひあなたも体験してください。きっと元気いっぱいの新しいあなたに出会えるはずです。

>>鍼治療に関してはこちら

このブログを書いたスタッフ

[はり師・きゅう師]

池嶋 洋介(いけじま ようすけ)

趣味は旅行、音楽ライブなどの楽器の生演奏を聴く事。 水泳・器械体操や格闘技の経験があります。 西洋医学と東洋医学、それぞれの良い所を使って日々施術させて頂いております。

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