女の子座りは骨盤に悪い?気を付けたい座り方は?
2020年02月17日

「女の子座りは骨盤に悪いの?」「この座り方ができないのは身体が硬いから?」「長時間続けても大丈夫?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
女の子座りは、正座の状態から両足を外側へ開き、お尻を床につける座り方です。「アヒル座り」「ぺたんこ座り」「M字座り」などと呼ばれることもあります。
結論から言うと、当院では女の子座りをしただけで骨盤が大きく開いたり、必ず身体に悪影響が出たりするとは考えていません。
ただし、股関節・膝・足首の柔軟性には個人差があります。痛みや違和感がある状態で無理に続けたり、長時間同じ姿勢を取り続けたりすることはおすすめできません。
今回は、女の子座りと骨盤の関係、できない・痛い場合に考えられること、身体への負担を少なくする座り方について、神戸市兵庫区で骨盤矯正や姿勢のお悩みに対応している、かとう鍼灸整骨院の考え方を解説します。
※この記事は一般的な身体の仕組みと、当院で骨盤矯正や姿勢指導を行う中での考え方をもとに解説しています。痛みや強い違和感がある場合は、無理に姿勢をとらず専門家へご相談ください。
女の子座りとは?どんな座り方?
女の子座りとは、正座の状態から両足を左右の外側へ出し、お尻を床につける座り方です。
膝を曲げるところまでは正座と似ていますが、正座ではお尻をかかとの上に乗せるのに対し、女の子座りではお尻を床に直接つける点が大きく異なります。
女の子座り(アヒル座り)の座り方
まず通常の正座をします。膝の前に手をつき、身体を軽く前へ傾けながらお尻を少し浮かせます。
その状態から両足を身体の外側へ移動させ、お尻を床へ下ろします。膝同士の間隔には個人差がありますので、無理に開いたり閉じたりする必要はありません。
股関節や膝、足首に痛みを感じる場合は、その姿勢を無理に続けないようにしてください。
アヒル座り・お姫様座り・M字座り・ぺたんこ座りとの違い
女の子座りにはさまざまな呼び方があります。
「アヒル座り」「お姫様座り」「乙女座り」「M字座り」「ぺたんこ座り」などと呼ばれることがありますが、これらの名称には明確に統一された定義があるわけではなく、人によってイメージする姿勢が少し異なる場合があります。
この記事では、正座から両足を外側へ出し、お尻を床につけた姿勢を「女の子座り」として解説しています。
女の子座りは骨盤に悪い?骨盤は開く?
当院では、女の子座りをしたことだけが直接の原因となって、骨盤が大きく開いてしまうとは考えていません。
ネット上では「女の子座りは骨盤を広げる」「骨盤が歪む」といった情報を見かけることもありますが、座り方ひとつだけで骨盤の状態を判断することはできません。
骨盤は複数の骨と関節からできています
骨盤はひとつの骨ではありません。
身体の前側には左右の恥骨をつなぐ「恥骨結合」があり、後方には仙骨と左右の腸骨をつなぐ「仙腸関節」があります。
骨盤周囲の状態は、これらの関節だけではなく、股関節や腰椎、筋肉、靭帯、姿勢、日常生活での身体の使い方など、さまざまな要素が関係しています。
妊娠・出産では骨盤周囲の状態が変化します
妊娠中は、出産に向けて身体の組織を柔らかくする働きを持つホルモンが分泌されます。
また、赤ちゃんの成長による体重増加や重心の変化によって、腰や骨盤、股関節などへの負担も大きくなります。
帝王切開の場合でも、妊娠中に体重や姿勢、骨盤周囲の筋肉や靭帯には変化が起こります。
そのため、産後に骨盤まわりの不安定感や姿勢の変化を感じる方は少なくありません。
女の子座りだけで骨盤が歪むとは限りません
女の子座りをしただけで、骨盤が恒常的に「開く」「歪む」と判断することはできません。
ただし、同じ姿勢を長く続けたり、身体を左右どちらかへ偏らせて座ったりすると、股関節や腰、膝などに負担が偏る可能性があります。
大切なのは、特定の座り方を完全に禁止することではなく、痛みのない範囲で姿勢を変えながら過ごすことです。
女の子座りができない・痛いのはなぜ?
女の子座りができないからといって、必ず身体に問題があるわけではありません。
股関節や膝、足首の柔軟性や骨格には個人差がありますので、自然にできる人もいれば、難しい人もいます。
股関節の柔軟性や可動域には個人差があります
女の子座りでは、股関節を内側へ動かす動きが必要になります。
股関節の柔軟性や可動域には個人差があるため、女の子座りをしやすい人と、しにくい人がいます。
「周りの人ができるから自分もできるはず」と無理に姿勢をつくる必要はありません。
膝や足首が痛い場合は無理をしない
女の子座りでは膝を深く曲げ、足首も普段とは異なる角度になります。
そのため、膝や足首の柔軟性が低かったり、過去にケガをしていたりする場合には、痛みや違和感が出ることがあります。
痛みがある場合は無理に続けず、楽な座り方へ変更してください。
左右差が大きい場合は身体のバランスにも注意
「片側だけ座りにくい」「左右で足の開き方が大きく違う」と感じる場合があります。
左右差だけで異常とは判断できませんが、股関節の動きや筋肉の柔軟性、普段の姿勢や身体の使い方に左右差がある可能性もあります。
日常生活でも片側だけに体重をかけるクセが強い場合は、座り方だけでなく立ち方や歩き方も含めて見直すと良いでしょう。
女の子座りを長時間続けても大丈夫?
女の子座りに限らず、どのような姿勢でも長時間同じ姿勢を続けることはおすすめできません。
長く同じ姿勢を続けることで、股関節・膝・腰・背中など特定の部位に負担が集中し、筋肉がこわばったり違和感が出たりする場合があります。
女の子座りをしていて痛みやしびれ、強い張りを感じた場合は、身体からのサインと考えて姿勢を変えましょう。
床で座る場合でも、途中で足を伸ばしたり、椅子へ移動したり、立って身体を動かしたりすることが大切です。
骨盤が気になるときに注意したい座り方
特定の座り方だけで骨盤が開く・閉じると単純に考えるのではなく、身体に無理のない姿勢を選ぶことが大切です。
あぐらも長時間続けないようにしましょう
あぐらは股関節を外側へ開く座り方です。
あぐらそのものが必ず悪いわけではありませんが、長時間同じ姿勢を続けたり、背中を丸めて座ったりすると、骨盤が後ろへ傾きやすくなり、腰や背中へ負担がかかる場合があります。
特に産後は授乳や育児で床に座る時間が長くなることがありますので、同じ姿勢を続け過ぎないようにしましょう。
ソファに浅く腰掛ける姿勢にも注意
ソファや椅子に浅く座り、背もたれへ大きく寄りかかる姿勢では、骨盤が後ろへ傾きやすくなります。
骨盤が後傾すると腰椎も丸くなりやすく、長時間続けることで腰や背中に負担を感じる場合があります。
座るときは、お尻をできるだけ奥まで入れて座り、無理のない範囲で上半身を起こすことを意識しましょう。
骨盤への負担を減らす座り方
床に長く座るよりも、椅子を使える場合は椅子に座る方が姿勢を安定させやすくなります。
椅子に座る際は、足の裏を床につけ、膝が無理のない角度になるように調整します。
お尻を椅子の奥まで入れて、骨盤を必要以上に後ろへ倒さないように座ることを意識しましょう。
ただし「正しい姿勢をずっと維持しなければならない」と考える必要はありません。
同じ姿勢を長時間続けるよりも、定期的に姿勢を変えたり、立ち上がったり、身体を軽く動かしたりすることの方が大切です。
女の子座りについてよくある質問
Q. 女の子座りは身体に悪いですか?
女の子座りをしただけで身体に悪影響が出るとは限りません。ただし、痛みがある状態で無理に続けたり、同じ姿勢を長時間続けたりすることは避けましょう。
Q. 女の子座りをすると骨盤が開きますか?
女の子座りだけを原因として骨盤が恒常的に開くとは考えにくいです。骨盤周囲の状態には、妊娠・出産、姿勢、股関節や筋肉の柔軟性、日常生活での身体の使い方など多くの要素が関係します。
Q. 女の子座りができないのは身体が硬いからですか?
股関節や膝、足首の可動域や骨格には個人差があります。身体の柔軟性も関係しますが、できないことだけで異常とは判断できません。無理にできるようにする必要もありません。
Q. 女の子座りをすると股関節や膝が痛いです
痛みが出る場合は、その姿勢を無理に続けないでください。股関節・膝・足首などに負担がかかっている可能性があります。痛みが続く場合は専門家へご相談ください。
Q. 女の子座りとアヒル座りは同じですか?
一般には同じような姿勢を指して使われることが多く、「お姫様座り」「M字座り」「ぺたんこ座り」などと呼ばれることもあります。ただし名称には明確な統一定義がなく、人によって指す姿勢が少し異なる場合があります。
まとめ|女の子座りは無理なく行うことが大切です
女の子座りは、座っただけで必ず骨盤が開いたり、身体が歪んだりする姿勢ではありません。
一方で、股関節・膝・足首の柔軟性には個人差があり、長時間同じ姿勢を続けることで身体の一部に負担が偏る場合があります。
「できない」「痛い」「左右差が大きい」と感じる場合は無理に姿勢をつくらず、楽な座り方へ変えることが大切です。
特に妊娠・出産後は、骨盤だけでなく腰や股関節、姿勢全体にも変化が起こりやすくなります。座り方や身体のバランスが気になる方は、神戸市兵庫区のかとう鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。
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骨盤矯正このブログを書いたスタッフ
[整体師]
鮫島 千華(さめしま ちか)
学生時代は剣道に励んでおり、日々竹刀を振っておりました。 現在は、産後の骨盤矯正をさせていただいております。 産後のお悩みを解消できるように頑張っていきます。


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