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膝前面の痛みの原因と治療方法

2020年02月12日

膝前面の痛みの原因と治療方法

こんにちは、かとう鍼灸整骨院上沢院の鍼灸師池嶋です。

2月に入り急に寒さが厳しくなってきましたが、お体の調子はいかがでしょうか。気温が一気に下がるときは体が硬直しやすく、腰や膝など様々な場所に痛みが出やすくなります。

今回は多くの方に起こりやすい「膝の痛み」に関してお伝えしたいと思います。

実は人間の膝の構造は非常に複雑で、痛みの原因も多岐にわたります。そこで膝の痛みの中でも特に「膝の前面」の痛み、つまり膝のお皿である膝蓋骨(しつがいこつ)付近の痛みと治療方法についてお話ししていきます。

 

膝への負担のかかり方

膝への負担のかかり方を大別すると次の2つがあります。

 

①引っ張られる力による痛み

膝の関節は伸ばし切った状態で何かの動作をすることは少なく、むしろ曲がった状態で姿勢をキープすることが求められます。

たとえばスクワットのようにしゃがむ途中の姿勢を保たなければならない動作では、重力に逆らうために、太ももの前面にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)という筋肉に力を入れます。これが過剰になると膝蓋骨(膝のお皿)の下にある脛骨(けいこつ)という骨が筋肉に引っ張れる負荷が過剰になります。

しゃがむ動作やスクワットで膝に痛みが出る場合は、後に説明する脛骨粗面(けいこつそめん)、膝蓋靭帯(しつがいじんたい)、膝蓋肢帯(しつがいしたい)、膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)に由来する障害が疑われます。

 

②圧迫される力による痛み

前述の大腿四頭筋の収縮が過剰になると、脛骨だけでなく膝蓋骨にも影響を与えます。

立った姿勢からしゃがむ途中のような膝が曲がった姿勢では、大腿四頭筋によって膝蓋骨が膝関節に押し付けられるように力がかかります。さらにそれが過剰になると膝蓋骨が横にずれ動く力も加わります。

しゃがみ込みや階段の昇り降りで膝の前が痛む場合、膝蓋大腿関節(しつがいだいたいかんせつ)に由来する障害が疑われます。

以下でそれぞれの細かい部分について説明いたします。

 

膝前面の痛みの原因はどこにあるのか

①脛骨粗面(けいこつそめん)

膝から下、いわゆる脛(すね)の骨である脛骨(けいこつ)は、膝蓋骨のすぐ下に脛骨粗面という骨の出っ張りがあります。

脛骨は第二次成長期を過ぎてようやく、全てが硬い完全な骨になり脛骨粗面が完成しますが、それまでは硬い骨の部分と柔らかい軟骨部分が混ざった不完全な状態です。特に11歳~14歳では脛骨は不完全で最も負荷を受けやすい時期です。

また、この時期は身長増加が著しい「身長発育スパート年齢(PHA)」の時期にあるため、身長の急激な増加も脛骨粗面に大きな負荷をかける原因となります。

 

②膝蓋靭帯(しつがいじんたい)および膝蓋肢帯(しつがいしたい)

大腿四頭筋は太ももの前面を下に向かって伸びており、膝で一度膝蓋骨にくっつきます。

その後さらに「スジ」を伸ばして脛骨粗面に到達します。この「スジ」の部分を膝蓋靭帯(しつがいじんたい)と呼びます。

一方で、同じ大腿四頭筋から伸びる「スジ」の中には膝蓋骨にはくっつかず、むしろ膝蓋骨を迂回して直接脛骨粗面に到達するものがあります。これを膝蓋肢帯(しつがいしたい)と呼んで区別しています。

大腿四頭筋が酷使されると膝蓋靭帯や膝蓋肢帯は強い伸張力にさらされ、過剰になると炎症を起こします。

このような状況下では、「ムコイド変性」や「フィブリノイド変性」と言われるタンパク質の変化やコラーゲン繊維の配列の乱れなどが生じると言われており、一度炎症を起こすとその後も容易に炎症や痛みを起こしやすい状態となります。

 

③膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)

膝蓋下脂肪体(しつがいかしぼうたい)とは膝蓋靭帯の裏側にある脂肪の塊で、膝蓋靭帯と膝蓋骨、脛骨との摩擦を防ぐためのクッションとして存在しています。

また、この脂肪体は膝の異常を感知するためのセンサーとして機能するため、多くの神経に支配されています。

膝蓋下脂肪体の炎症が生じると「サブスタンスP」と呼ばれる痛みの信号を発する物質が体内で発生し、同時に神経の炎症も起こることで強い痛みを感じます。

 

膝前面の痛みの治療法

①炎症を抑える

痛み以外に、赤く腫れていたり熱を持ったりしている場合は「アイシング」と言って氷水の入ったビニル袋や冷凍の保冷剤で患部を直接冷やす必要があります。

直接当てると冷たすぎて辛い場合は、ハンカチや薄いタオルの上からでもかまいません。

揉みほぐすような治療は厳禁で、鍼治療により筋肉や靭帯、脂肪体に軽い刺激を与えるのが効果的です。これで炎症が治まるスピードを早めることができます。

 

②足首の可動性向上

足首の動きが硬いとしゃがむ動作時に重心が後ろに移動してしまい、大腿四頭筋にかかる負荷が大きくなります。そこでふくらはぎやアキレス腱のストレッチを行います。

また「モビリゼーション」と呼ばれる整体法で足首を構成している細かい骨の位置を調整することで、可動域を向上させます。

 

③大殿筋(だいでんきん)の筋力強化

しゃがむ動作と立ち上がる動作の際に、大腿四頭筋とともに大きな力を発揮するのが大殿筋(だいでんきん)と呼ばれる「おしりの筋肉」です。

この筋肉に力を入れつつ股関節を曲げ伸ばしする施術を行います。これにより相対的に大殿筋を強くすることで大腿四頭筋の負担を軽減させ、痛みを減らすことができます。また、ご自宅で太ももの前の筋肉を伸ばすストレッチを行って頂くとさらに効果的です。

 

まとめ

膝は日常生活の中で常に酷使されるため、一度痛めてしまうとどうしても治るのに時間がかります。さらに寒さの影響で痛みが増すこともあるため、予防が非常にじゅうようになります。

太ももとアキレス腱のストレッチとスクワットによるおしりの筋肉の強化でしっかりと予防しましょう。

このブログを書いたスタッフ

[はり師・きゅう師]

池嶋 洋介(いけじま ようすけ)

趣味は旅行、音楽ライブなどの楽器の生演奏を聴く事。 水泳・器械体操や格闘技の経験があります。 西洋医学と東洋医学、それぞれの良い所を使って日々施術させて頂いております。

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