夏の肩こりは冷えから?冷房による血行不良と整骨院ケアの効果
2025年08月25日
真夏に増える肩こりの背景
夏でも肩こりに悩む人が多い理由
肩こりと聞くと、寒さで筋肉が縮こまりやすい冬場を想像する方が多いかもしれません。ところが、実際には真夏にも肩こりに悩む人は少なくありません。むしろ夏特有の環境が、肩こりを悪化させる要因になることがあります。
真夏の室内は冷房で涼しく快適に感じられますが、冷気に長時間さらされると筋肉の温度が下がり、血液の循環が滞ります。その結果、肩や首の筋肉に栄養や酸素が行き届きにくくなり、老廃物も溜まりやすくなるため、筋肉がこわばりやすくなるのです。
また、屋外の猛暑と室内の低温との温度差によって、自律神経に大きな負担がかかります。血管の収縮や拡張は自律神経が担っており、そのバランスが乱れると血行不良が起こりやすくなり、肩こりの症状を助長します。特にデスクワークや長時間の同じ姿勢は、この悪循環をさらに強めるため、夏場でも慢性的な肩こりに悩む方が増えているのです。
冷房環境と生活習慣の関係
冷房の効いた室内で長時間過ごす生活は、肩こりの大きなリスク要因です。冷たい空気は下にたまりやすく、座って作業をする上半身、とくに肩や首は常に冷えた状態にさらされます。この冷えが筋肉の緊張を招き、血流を妨げる原因となります。
さらに、夏場は水分不足にもなりがちです。脱水状態は血液の粘度を高め、流れを悪くするため、肩こりの改善を妨げます。また、運動不足や不規則な生活習慣も、筋肉の柔軟性や血流を低下させる原因となります。
例えば、仕事や家事で同じ姿勢を続け、休憩中もスマートフォンを操作していると、首や肩に常に負荷がかかります。そこに冷房による冷えが加わることで、筋肉の回復が追いつかず、肩こりが慢性化しやすくなります。
真夏の肩こりを防ぐには、室内の温度や湿度の管理、適度な休憩やストレッチ、水分補給など、生活習慣の見直しが不可欠です。
冷房による血行不良と筋肉のこわばり
冷気で体が冷えるメカニズム
冷房の冷たい空気は暖かい空気より重く、床付近にたまりやすい性質があります。そのため、デスクや椅子に座った状態で長時間作業していると、下半身や肩回りが常に冷気にさらされ、筋肉や皮膚の温度が低下します。
体温が下がると、身体は熱を逃がさないよう血管を収縮させますが、この血管収縮が血液の流れを妨げ、筋肉への酸素供給が減少します。結果として、筋肉の代謝が低下し、老廃物が蓄積。これが肩や首の「重だるさ」や「こわばり」として感じられるようになります。
さらに、冷えによって筋肉が硬直すると、動かすときにより多くの負担がかかり、筋肉が疲労しやすくなります。この状態が続けば、ちょっとした動作でも肩こりが悪化する可能性が高まります。
筋肉の緊張と肩こり発症の仕組み
冷房による冷えは、筋肉そのものだけでなく、神経や関節にも影響を及ぼします。特に首から肩にかけての筋肉群は、頭部を支えるため常に負荷がかかっているため、冷えによる血流低下が直ちにこりや痛みとして現れやすい部位です。
血流が滞ってくると、筋肉は酸素不足になり、硬く短縮した状態が続きます。この緊張状態では、動かしても柔らかくならず、むしろ痛みや違和感が増す場合があります。また、冷房による冷えは自律神経のバランスも崩しやすく、交感神経が優位になることで筋肉が緊張し続け、肩こりの慢性化を招くのです。
特に真夏のオフィスや店舗では、外気温との差が大きく、入室と同時に急激な温度変化が起こります。この繰り返しは体温調節機能を疲弊させ、筋肉の緊張が解けないまま日々を過ごすことにつながります。
日常生活でできる真夏の肩こり予防法
冷房対策(服装・温度設定・休憩方法)
真夏の肩こりを防ぐためには、まず冷房による冷えを最小限に抑えることが重要です。冷房の温度を設定する際は外気との差を5〜7℃以内に保つのが理想で、室温が下がりすぎないよう注意しましょう。特にオフィスや店舗など、自分で温度を調整できない場合は、薄手のカーディガンやストールを活用し、首や肩を直接冷気にさらさない工夫が必要です。
また、長時間同じ姿勢で作業していると筋肉が固まりやすくなるため、1時間に1回は席を立ち、肩や首を回す軽いストレッチを取り入れると血流が促進されます。冷気が直接当たる位置を避ける、送風方向を変えるといった物理的な対策も効果的です。
軽い運動やストレッチの重要性
真夏は暑さで屋外活動が減り、運動不足になりがちです。しかし、肩こり予防には適度な運動による血流改善が欠かせません。特に肩や首の周囲の筋肉をほぐすストレッチは、自宅や職場で簡単に行えます。
例えば、両肩を耳に近づけるように持ち上げてからストンと下ろす「肩すくめ運動」や、両手を後頭部に添えて胸を開く「肩甲骨寄せストレッチ」などは、短時間で筋肉のこわばりを解消します。また、ウォーキングや軽い筋トレも基礎代謝を上げ、血行を改善する効果があります。
さらに、水分補給も忘れてはいけません。脱水状態は血液の流れを悪化させるため、こまめな水分摂取が肩こり予防に直結します。冷たい飲み物ばかりでなく、常温の水や温かいお茶などを取り入れることで、体の内側から冷えを防ぐことができます。
整骨院で行う真夏の肩こり改善ケア
血流促進と筋緊張緩和の施術内容
整骨院での肩こりケアは、冷房による冷えで滞った血流を促進し、硬くなった筋肉を柔らかくすることを目的としています。手技療法(施術者の手で筋肉をほぐす方法)によって筋肉の深層部にまでアプローチし、血行を改善することで酸素や栄養が行き渡りやすくなります。これにより、肩や首の重だるさ、こわばり感が和らぎます。
また、冷えで収縮した筋肉は自分で動かすだけでは十分にほぐれないことが多いため、温熱療法や電気療法を併用して深部から温め、筋緊張を緩和します。これらの施術は自宅ケアでは届きにくい部分に働きかけられるため、夏場特有の頑固な肩こりに有効です。
冷房による自律神経の乱れを整えるアプローチ
真夏の肩こりは、筋肉の問題だけでなく、自律神経の乱れが大きく関係しています。整骨院では、首・背中の筋肉へのアプローチすることで、自律神経の働きを安定させるケアを中心に行います。
具体的には、呼吸がしやすくなる姿勢矯正や、背骨・骨盤の調整によって神経伝達がスムーズになるようサポートします。これにより、交感神経と副交感神経のバランスが整い、筋肉の過度な緊張が緩和されます。
さらに、生活習慣のアドバイスも行い、室内温度の管理やストレッチ方法、睡眠環境の改善など、自宅でも続けられるセルフケアを提案します。施術と生活改善を組み合わせることで、肩こりを一時的に和らげるだけでなく、不調がおこりにくい体づくりを目指します。
かとう鍼灸整骨院の特徴と来院のご案内
地域密着型のサポート体制
かとう鍼灸整骨院は、神戸市兵庫区で地域の皆さまの健康を支える整骨院として、幅広い年代の患者様にご利用いただいています。肩こりや腰痛といった慢性的な症状はもちろん、スポーツによる障害や急なケガ、産後の体調不良まで、症状やライフスタイルに合わせた施術をご提案します。
特に真夏の肩こりに対しては、冷房による血行不良や自律神経の乱れを改善する施術を得意としており、短期的な緩和だけでなく長期的な再発予防にも力を入れています。地元で長く営業しているため、一人ひとりの生活環境や仕事の状況を踏まえたアドバイスが可能です。
初めての方への説明と予約方法
初めてご来院される方には、まず丁寧なカウンセリングを行い、肩こりの原因や生活習慣との関係を把握します。そのうえで、症状や目的に合わせた施術プランをご提案しますので、「どの施術を選べばいいかわからない」という方も安心です。
予約はお電話または公式WEBサイトから可能で、平日はお仕事帰りにも通いやすい時間帯まで受付しています。また、院内はアットホームな雰囲気づくりを心がけ、初めての方でもリラックスできるよう気を配っております。
肩こりでお悩みの方は、ぜひ一度、かとう鍼灸整骨院の施術を体験し、真夏でも快適に過ごせる体づくりを始めましょう。
このブログを書いたスタッフ
