授乳や抱っこで悪化する産後の肩こり・首こりを骨盤矯正と姿勢改善でサポート
2025年10月05日
出産後ママに多い肩こり・首こりの原因とは
出産後に多くのママが悩まされる不調が、肩や首の「こり」ではないでしょうか。授乳や抱っこは育児のなかで避けられない動作ですが、実はこの繰り返しが筋肉や骨格に大きな負担を与えています。
授乳時の前かがみ姿勢
授乳をしていると、自然に背中が丸まり首が前へ突き出しがちになります。この姿勢が続くことで、首や肩周りの筋肉が常に緊張し、血流が悪化。結果的に肩こりや首の痛みを強めてしまいます。
抱っこの左右偏りと肩への負担
赤ちゃんを同じ腕で抱き続けると、左右の筋肉バランスが崩れます。特に片側の肩や首に負担が集中し、筋肉がこわばることで痛みやしびれが出るケースもあります。
骨盤の不安定さと姿勢の崩れ
出産後の骨盤は開いたまま不安定な状態になりやすく、背骨や肩の位置まで影響を及ぼします。骨盤が歪んだまま育児を続けると、上半身の筋肉に負担がかかり、肩こりや首こりを悪化させる原因となります。
こうした産後特有の要因が重なり、ママたちは肩や首の不調に悩まされやすいのです。
骨盤矯正で肩首の不調が改善する理由
出産によって開いた骨盤は、産後しばらくの間は不安定で、全身の姿勢に影響を及ぼします。骨盤がゆがむと背骨や肩の高さがずれ、上半身の筋肉バランスが崩れやすくなります。その結果、首や肩の筋肉に余計なストレスがかかり、慢性的なこりや痛みを引き起こします。整骨院での骨盤矯正は、こうした「土台のゆがみ」を整えることで、肩首の不調を根本から改善へ導きます。
骨盤のゆがみと上半身の筋肉バランス
骨盤は、背骨や肩の位置を支える身体の土台ともいえるものです。骨盤が前傾・後傾したり、左右で高さが違ったりすると、自然と首や肩に余計な力がかかります。例えば骨盤が右に傾いていれば、バランスを取るために左肩を上げる姿勢が習慣になり、結果的に肩や首の筋肉がこわばります。
骨盤矯正によって正しい位置に戻すことで、体幹や背骨が安定し、首や肩の筋肉が自然に使えるようになります。その結果、筋肉の負担が軽減され、肩こりや首のこりの改善につながります。
血流改善と筋肉の緊張緩和
骨盤が整うと姿勢が安定し、筋肉が正しく働くため、肩や首の過度な緊張が和らぎます。その結果、酸素や栄養を筋肉に運ぶ血の巡りが良くなり、老廃物の排出もスムーズになります。これにより筋肉の回復力が高まり、肩こりや首こりが改善された状態をキープしやすくなります。
また、血流改善は冷えやむくみの解消にもつながり、全身のコンディションを底上げする効果も期待できます。育児で疲労がたまりやすい産後ママにとって、骨盤矯正は体調全般を整える大切なサポートになるのです。
姿勢改善で育児動作がラクになる
骨盤矯正と並行して、日常の姿勢改善に取り組むことで、授乳や抱っこなどの育児動作がぐっと楽になります。姿勢を整えることで体のバランスが安定し、肩や首に余計な力を入れずに赤ちゃんを支えることができるようになります。これにより、肩こりや首こりの再発防止にもつながります。
正しい抱っこの仕方と注意点
赤ちゃんを抱っこするときは、腰を反らせず体幹を意識することが大切です。骨盤が前傾したり背中が丸まったりすると、肩や首に余分な負担がかかってしまいます。
- 赤ちゃんを体にしっかりと近づける
- 両腕や体幹で重さを分散させる
- 長時間同じ腕で抱かず、左右を交互に使う
このようなポイントを押さえることで、育児中の肩首の負担を大きく減らせます。
授乳姿勢を楽にする工夫
授乳時はどうしても前かがみになりがちですが、授乳クッションやタオルを活用することで姿勢を保ちやすくなります。赤ちゃんの高さを調整し、ママの肩や首がリラックスできる体勢を作ることが重要です。
また、授乳の合間に肩や首を軽く回すだけでも筋肉の緊張が和らぎます。ほんの少し姿勢について工夫を積み重ねることで、慢性的な肩こり・首こりを予防できます。
整骨院で受けられる産後ケアの特徴
産後の肩こり・首こりを根本から改善するには、自分でのケアだけでなく、専門家による施術を受けることも大切です。神戸市兵庫区の「かとう鍼灸整骨院」では、骨盤矯正を中心に、産後ママが安心して通える環境を整えています。
子連れでも安心の環境(キッズスペース・完全予約制)
産後ママにとって、整骨院に通う際に大きな悩みとなるのが「子どもをどうするか」です。当院ではキッズスペースも設けておりますので、お子さま連れのご来院も歓迎いたします。
また、完全予約制を導入しているため待ち時間が少なく、育児や家事の合間にも通いやすい環境を実現しています。こうしたサポート体制があるからこそ、産後ママが安心して体のケアを続けることができるのです。
日常生活でできるセルフケア
骨盤矯正や姿勢改善の施術を受けることで、産後の肩こり・首こりは改善していきますが、日常生活の合間に気分転換も兼ねて、ストレッチや軽めの運動を取り入れるのがいいでしょう。整骨院でのケアと、ご自身で行うケアを並行させることで効果を高め、快適な育児生活を送れるようになるはずです。
肩こり・首こり予防のセルフストレッチ
簡単にできるストレッチは、筋肉の緊張をやわらげ血流を促進します。
首のストレッチ
椅子に腰かけて背筋をまっすぐに伸ばし、片側の筋肉を伸ばすようにゆっくりと首を横に倒します。このとき手で軽く頭を支えるようにすると、耳と肩の距離が広がり、側面の筋肉がじんわりと伸びていくのを感じやすくなります。反対側も同じように行い、前後に倒して首の後ろや喉の前側も伸ばしておくと、全体的にバランスよくケアできます。急に強く引っ張るのではなく、自然な呼吸を続けながら気持ちよい範囲で伸ばすことが大切です。
肩回し運動
肩甲骨を大きく動かすことを意識すると効果的です。肩をすくめて耳に近づけ、そのまま後ろへ回して下ろす動作を繰り返すと、肩まわりの血流が促されやすくなります。前方向にも回しておくと、固まっていた肩甲骨周囲がほぐれ、こわばりが取れやすくなります。デスクワークや授乳の合間に取り入れるだけでも、肩こりのリセットにつながります。
胸を開くストレッチ
壁の横に立ち、肘を曲げて前腕を壁に当てた状態から、体を前に少しひねると胸の筋肉が伸びます。反り腰にならないようお腹に軽く力を入れながら行うと安全です。胸が開くことで呼吸もしやすくなり、気分もリフレッシュしやすくなります。また猫背の予防にも役立ちます。
休息とリフレッシュの大切さ
育児中は休む時間を確保するのが難しいですが、授乳や抱っこの合間にちょっとしたリセットを取り入れるのもおすすめです。両腕を大きく上に伸ばして深呼吸をする、壁に手をついて背中を丸め肩甲骨の間を広げる、首をゆっくり回すといった簡単な動きでも、筋肉の緊張を和らげる助けになります。
まとめ
授乳や抱っこに起因する肩こり・首こりは、多くの産後ママが経験する不調です。その背景には筋肉の疲労だけでなく、骨盤の不安定さや姿勢の崩れといった要因も関わっています。
神戸市兵庫区の「かとう鍼灸整骨院」では、骨盤矯正や姿勢改善を組み合わせた施術を通じて、産後特有の肩や首の不調をやわらげるサポートを行っています。さらに、子連れでも安心して通える環境を整えているため、育児に忙しいママにも継続的なケアを受けていただけます。
産後の体を整えることは、ママ自身の快適さだけでなく、家族全体の笑顔や健康にもつながります。育児をより楽しく過ごすために、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
このブログを書いたスタッフ

院長 [はり師・きゅう師]
冨田 達也(とみた たつや)
学生時代はサッカー・フットサルをし、社会人でフルマラソンをしました。 現在は兼業主夫として毎日いろんな学びを楽しく得ています。 それらの経験を施術に活かして、受けて頂ける皆様に還元をしていきます。