秋冬に悪化する冷え・肩こりは自律神経が原因?整骨院でできる予防ケア
2025年10月15日
秋冬に肩こりや冷えが悪化する理由
秋から冬にかけては、肩こりや冷えを強く感じる方が増えます。これは単に「寒いから」ではなく、体の仕組みや生活習慣に複数の要因が重なっているためです。ここでは、代表的な3つの肩こりや冷えが悪化する原因を解説します。
寒さによる血管収縮と血流低下
気温が下がると体温を逃がさないように血管が収縮します。その結果、血流が悪くなり、筋肉に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。これが肩や首の筋肉のこわばりを招き、肩こりや冷えを悪化させる大きな要因です。
自律神経の乱れによる体温調整不良
寒暖差や生活リズムの乱れは、自律神経の働きを不安定にします。自律神経は血管の収縮・拡張を調整し体温をコントロールしていますが、そのバランスが乱れると体が冷えやすくなり、肩こりや倦怠感といった症状が出やすくなります。
運動不足や生活習慣の影響
秋冬は外出の機会が減り、運動不足になりやすい季節です。筋肉の活動量が減ると血流がさらに滞り、冷えや肩こりを悪化させます。加えて、食生活の乱れや睡眠不足も自律神経のバランスを崩し、症状を長引かせる原因となります。
自律神経の乱れが肩こりや冷えに及ぼす影響
秋冬の肩こりや冷えを悪化させる大きな要因のひとつが、自律神経の乱れです。自律神経は体温や血流をコントロールする重要な役割を持っていますが、その働きが崩れると筋肉や血管に負担がかかり、不調が慢性化してしまいます。
交感神経優位で筋肉が緊張しやすくなる
寒さやストレスを感じると、交感神経という自律神経の一種でが活発に働きます。交感神経は体を「緊張モード」に導くため、血管を収縮させ、筋肉を硬くこわばらせます。特に首や肩は重たい頭を支えているため、筋肉への負担が大きく、肩こりが悪化しやすいのです。
血流不良で冷えとこりが慢性化する
交感神経が過剰に働き続けると血管が細くなり、血流が滞ります。手足が冷える、筋肉が酸素不足になるといった状態が続き、肩こりや冷えが「治りにくい状態」となります。慢性的な疲労感や睡眠の質の低下も、この血流不良と深い関係があります。
副交感神経の働き不足で回復力が低下する
本来、休息時には副交感神経が優位になり、体をリラックスさせ血管を拡張します。しかし、自律神経のその働きが乱れると副交感神経の働きが弱まり、回復が追いつきません。その結果、筋肉の疲労が蓄積し、肩こりや冷えが長引いてしまうのです。
整骨院でできる冷え・肩こり改善アプローチ
冷えや肩こりを根本的に改善するには、筋肉を揉むだけや一時的に温めるだけでは不十分です。整骨院では、骨格や自律神経を整え、体の内側から症状を改善するアプローチを行います。
骨盤矯正で姿勢と血流を改善
骨盤が歪むと背骨や肩の位置が乱れ、筋肉に余計な負担がかかります。これにより血流が滞り、肩こりや冷えが悪化します。骨盤矯正によって土台を安定させることで、正しい姿勢を取り戻し、血液の流れがスムーズになります。
鍼灸施術で自律神経の働きを正常に
鍼灸は直接的に自律神経に働きかける施術です。鍼やお灸による刺激によって、副交感神経が優位になり、血管が拡張して血流が改善します。その結果、手足の冷えが和らぎ、肩や首のこりも解消しやすくなります。また、リラックス効果によって睡眠の質向上も期待できます。
手技療法で筋肉の緊張を緩和
整骨院では、筋肉の硬直をほぐす手技療法も行います。硬くこわばった筋肉をやわらげることで血流をスムーズにし、肩こりの軽減に直結します。骨盤矯正や鍼灸と組み合わせることで、より高い効果を発揮します。
日常生活で取り入れたい冷え・肩こり予防法
整骨院での施術と並行して、日常生活の習慣を工夫することで冷えや肩こりを予防・改善しやすくなります。秋冬は特に体を冷やさず、自律神経のリズムを整える意識が重要です。
軽い運動とストレッチで血流促進
冷えや肩こりの改善には、血流を促すための適度な運動が欠かせません。ウォーキングや軽いジョギングは、全身の血液循環を活発にし、体温を上げる効果があります。寒い季節は外に出るのが億劫になりますが、室内でできるラジオ体操やヨガも効果的です。特に肩甲骨を大きく動かすストレッチは、肩周囲の筋肉の血行を良くし、こりを防ぐのに役立ちます。
また、デスクワークや授乳などで同じ姿勢が続く場合は、1時間に1度は立ち上がり、首を左右に倒したり肩を前後に大きく回したりしましょう。短時間でも体を動かすことで、筋肉が固まるのを防ぎ、血流をスムーズに保つことができます。
バランスよく栄養を摂取して体を内側から温める
食生活は冷えや肩こりに直接影響します。体を温める効果がある食材としては、生姜や根菜類(ごぼう・にんじん・大根など)、味噌や納豆といった発酵食品が代表的です。これらは血流を促進し、体温を維持するのに役立ちます。
さらに、血液の質を良くするためには鉄分(赤身肉、レバー、ほうれん草など)やビタミンB群(豚肉、卵、大豆製品など)が欠かせません。これらをバランスよく摂ることで、筋肉に酸素と栄養が行き渡りやすくなり、肩こりの改善にもつながります。
一方、冷たい飲み物や甘いお菓子の摂り過ぎは体を冷やし、自律神経のバランスを崩しやすいため注意が必要です。食事で「温める」ことを意識するだけでも、日々の体調は大きく変わります。
睡眠と生活リズムで自律神経を整える
自律神経の働きは、睡眠や生活リズムに大きく影響されます。夜更かしや不規則な生活を続けると交感神経が過剰に働き、筋肉の緊張や血流不良を引き起こします。そのため、できるだけ毎日同じ時間に就寝・起床し、体内時計を安定させることが大切です。
また、眠る前にスマートフォンやパソコンを長時間使用すると、脳が刺激を受けて交感神経が優位になり、眠りが浅くなります。寝る1時間前は画面を見るのを控え、照明を落としてリラックスできる環境を整えましょう。
睡眠の質が向上すれば副交感神経がしっかり働き、体が回復モードに切り替わります。これにより冷えや肩こりを防ぐだけでなく、免疫力の向上やストレスの軽減にもつながります。
神戸市兵庫区で秋冬の冷え・肩こりケアならかとう鍼灸整骨院へ
季節の変わり目につらくなる冷えや肩こりは、単なる一時的な疲労ではなく、自律神経や血流の乱れが深く関わっています。根本から改善するためには、身体のバランスを整え、自律神経を安定させることが欠かせません。
骨盤矯正と鍼灸の組み合わせで根本改善
骨盤矯正によって体の土台を安定させ、鍼灸施術で自律神経のバランスを整えることで、冷えと肩こりを同時に改善へ導きます。血流改善と筋肉の緊張緩和を両立させることで、症状の再発予防にもつながります。
通いやすい環境で継続的なケアを実現
かとう鍼灸整骨院では、継続的なケアを無理なく続けていただけるよう、完全予約制で土曜と祝日も診療しており、忙しい方でも通いやすい環境を整えています。さらに駐車場やキッズスペースも完備しているため、小さなお子さま連れのママでも気軽に来院できます。
まとめ
秋冬に悪化する冷えや肩こりの背景には、自律神経の乱れや血流不良といった「体の内側の問題」があります。これらを改善するには、骨盤矯正や鍼灸といった整骨院ならではのアプローチが効果的です。
神戸市兵庫区の「かとう鍼灸整骨院」では、姿勢分析・骨盤矯正・鍼灸を組み合わせたトータルケアを行い、冷えや肩こりに悩む方をサポートしています。寒い季節に少しでも快適な日常を送るために、ぜひ一度ご相談ください。
このブログを書いたスタッフ

[はり師・きゅう師]
池嶋 洋介(いけじま ようすけ)
趣味は旅行、音楽ライブなどの楽器の生演奏を聴く事。 水泳・器械体操や格闘技の経験があります。 西洋医学と東洋医学、それぞれの良い所を使って日々施術させて頂いております。