兵庫区整骨院ブログ ゴルフをプレーしたことによる背中の痛み
2017年08月01日
整骨院によせられたゴルフによる愁訴
60代会社員筋肉多めの男性、週に6回ぐらい練習を含めてゴルフをされる方で、ゴルフのラウンド中にフルスイングをした際に背中を痛めて負傷しました。寝たきりになるぐらいに日常生活に支障をきたすわけではないが、痛みが伴いながら日常生活を送るため、当院に来院させました。
柔整師の診たててでは
患部の熱感はありませんが、座った姿勢で体幹を前後左右には痛みが伴って動かす範囲が狭くなっており、特に体幹を後ろに反る動作に関しては全く動かすことが出来ず、股関節の可動域に関しては、うつ伏せの状態で太ももを後ろに引く動作が動きにくくなってしまっている状況でした。
国家資格を持つ柔整師としての注目点は2つ
柔整師の注目点一つ目
一つ目、うつ伏せの状態で太ももが後ろに引けない。これは太ももの前にある大腿四頭筋の大腿直筋と大腰筋・腸骨筋の過収縮によるもので、骨盤を前方に倒し、腰椎を前方に引っ張る作用が強くなってしまい骨盤・腰椎の正しいポジションよりずれることによって痛みが出ます。
柔整師の注目点二つ目
二つ目、座った姿勢で体幹を後ろに反らすことが出来ない。これは胸椎が前に反っているため起こることで、本来胸椎は後ろに反っているため、後ろに体幹を動かすときは前に反って動かします。なので、元々胸椎が前に反ってしまっていると後ろに動く余裕がないので痛みが出ます。
このゴルフ愁訴に対する整骨院の対応
今回は、この二つの事が同時に起こったことによって痛みが出てきてしまったと考えられます。治療は、首から腰まで続く脊柱起立筋という背骨を挟んで柱のような筋肉が筋収縮している為、まず徒手療法にて筋弛緩させていきます。次に動きにくくなった関節(膝関節・股関節)を他動的に動かして正常可動域まで動かしていき、腰背中にかかってくる負担を減らすようにしていきます。
症状が安定してきたら
状態が安定し出したころから腰椎胸椎の関節を他動的に動かしていき体幹の動きを出していきます。痛みに関しては上記の事で治まったのですが、ゴルフスイングがまだ思い通りに動いていないことなので、胸椎腰椎の高さでポイント狙って鍼治療を行ない、さらなる可動域の範囲を増やすことが出来ました。この患者さんは症状が改善され、今現在は好きなゴルフを楽しんでプレーをされております。
このブログを書いたスタッフ
院長 [はり師・きゅう師]
冨田 達也(とみた たつや)
学生時代はサッカー・フットサルをし、社会人でフルマラソンをしました。 現在は兼業主夫として毎日いろんな学びを楽しく得ています。 それらの経験を施術に活かして、受けて頂ける皆様に還元をしていきます。