骨盤矯正に保険は適用される?産後の骨盤矯正の場合は?
2020年02月03日
骨盤矯正には保険が適用されるのか、気にしている方も多いのではないでしょうか。今回は骨盤矯正と保険適用についてのお話です。
骨盤矯正の保険適用について
健康保険の「療養の給付」は、病気やケガをしたときの治療を対象として行われます。
このため、日常生活に何ら支障がないのに受ける診療(美容整形など)に健康保険は使えません。
妊娠も病気とはみなされないため、正常な状態での妊娠・出産は健康保険の適用から除外されています。また、健康保険の目的からはずれるような病気やケガをしたときは給付が制限されることがあります。
(全国健康保険協会より引用 https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3010/r58/)
接骨院や整骨院は健康保険法で規定された「保険医療機関」ではないため、「各種保険取扱」と掲げられている場合であっても、必ず健康保険証が使用できるわけではありません。
健康保険証が使用できるのは以下の場合に限られます。
「急性・亜急性(※1)かつ外傷性」のケガである場合
※1 「急性・亜急性」…ケガをした直後の応急処置~1・2ヵ月程度の期間を指す。
【対象となるのは5つの症状のみ】
打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)・骨折・脱臼(※2)
※2 「骨折・脱臼」…応急処置の場合以外は、医師の同意が必要です。
(東京都情報サービス産業健康保険組合より引用 http://www.tjk.gr.jp/kenpo/16_02.html )
と記されています。
出産を機に骨盤が広がったり、今までなかった症状が現れたりと、何かしらの不調を感じることは少なからずあると思います。
多くの患者様を診させていただく中で、多くの方が様々な症状に悩まれていることも認識していますし、その症状を改善させるために骨盤矯正を施術させて頂いていますが、産後の骨盤矯正に保険を適応させることは難しいのが現状です。
当院でも骨盤矯正は自費診療とさせて頂いています。症状によっては別途、保険施術をさせて頂いている方もいらっしゃいます。
あくまでも骨盤矯正は自費診療との認識でお願いいたします。
骨盤矯正の施術料金
当院では基本的に6回を目途に骨盤矯正を行なっています。
回数を指定しているため、「いつ終わるのかわからない」「何回来院しないといけないのかわからない」「全部でいくらかかるのか不安」などと言った不安要素が解消され、安心して来院して頂けます。
実際、他の院から当院に変えて来院される方もいらっしゃいます。
話しを聞くと上記に挙げたような不安要素があったようで、「10回・20回と多くの回数院に通わないといけないと通院してから聞かされて、子供もいるしそんな何十回も通えない」「何回も通っているがいつまで通院するのか教えてもらえない」「HPに金額の記載がなく、行ってみて初めて料金を聞き、かなりの負担になってしまいそう」などの声があります。
当院では来院回数に応じて料金設定を決めています。
また料金の中には「鍼」「テーピング」「トレーニング用のボール」の代金も含まれていますので、別途お金を頂くことはありません。ご安心下さい。
※「鍼が苦手な方・アレルギーをお持ちの方」「テーピングがかぶれやすい方」など、不安要素のある方は状況に応じて対応させて頂きます。強要することはありませんのでご安心下さい。
【骨盤矯正の施術料金】
1回目:3,500円(初診料含む)
2回目~6回目:2,500円
7回目~:1,500円(メンテナンス料金:骨盤矯正終了後、継続して定期的に来院を希望される方や、数ヶ月経って気になる箇所が現れた方などはこちらの料金になります。骨盤矯正が6回を目途に完治された方のメンテナンスのための料金です。)
※2人目や、次のお子様を出産された場合は、再度1回目の料金からになります。
鍼灸整骨院で保険が適用されるのはどんなとき?
保険が適応される治療は最初に説明した通り、ケガをされた方に限ります。
日常生活中や部活動中にぶつけたり、ひねったりした際に起きたケガのみなのです。
症状やケガをした時期によって、保険が適応されるかどうかも左右されるので、かかりつけの鍼灸整骨院で確認されることをお勧めします。
まとめ
現状、骨盤矯正には保険が適応できません。保険適応の決まりでケガではないという認識だからです。
ただ実際には出産に際して、お身体には多大な負担が掛かっています。
十月十日と呼ばれる期間、徐々に徐々に赤ちゃんはお腹の中で大きく育ちます。それだけでも身体にはとても負担が掛かります。
少なくても7~8kgほどは体重が増えますし、ちょっと増えすぎてしまった方ですと20kg近くも体重が増えます。
そんな体重を身体は頑張って支え、増えた体重に合わせて身体を動かします。
そして赤ちゃんが元気に産まれてくれた日、赤ちゃんの体重とお腹の中の羊水分の重さ、約5~7kgほどが一日で一気に体重は軽くなります。一気に軽くなるのもまた身体にとっては負担となります。
体重に限らず、赤ちゃんがお腹の中で大きくなり、出産を機に骨盤は広がります。骨盤が広がると、「腰痛」「尿漏れ・お湯漏れ」「恥骨痛」「子宮脱」「産後太り」「ホルモンバランスの乱れ」など様々な症状を引き起こします。
これらの症状を改善するためにも、保険は適応できませんが、骨盤矯正を受けられることをお勧めします。
また今現在、特に症状がなくても、後に現れるかもしれませんし、出産を機に骨盤が広がっていることは間違いありません。
最悪の場合、骨盤が広がっていることが不妊の原因となることもあります。
そんな不安を解消するためにも、骨盤矯正を受けられてはいかがでしょうか?
骨盤矯正を受けて身体が悪化することはありません。妊娠前の元の身体の状態に戻すだけです。「産後の骨盤矯正」を施術してくれる院に通院して下さい!
もちろん当院でも「産後の骨盤矯正」を行っております。お近くの方は是非当院まで!
このブログを書いたスタッフ
[整体師]
鮫島 千華(さめしま ちか)
学生時代は剣道に励んでおり、日々竹刀を振っておりました。 現在は、産後の骨盤矯正をさせていただいております。 産後のお悩みを解消できるように頑張っていきます。